「トリコモナス膣炎」はどんな病気?

トリコモナス膣炎は、膣炎の中でも比較的かかりやすい病気のひとつです。主に性交渉で感染するため、若者を中心とした感染者が多くいます。性交渉以外では、温泉施設やプール、感染者が使用したタオルや下着などを介して感染する場合もあります。

トリコモナス膣炎は放置しておくと、どんどん症状が悪化し、生殖器の炎症を招きます。自覚症状がなくても知らぬ間に症状が悪化し、重大なケースになってしまうこともあります。特に妊婦さんがトリコモナス膣炎に感染してしまうと、細菌性膣症を併発しやすく、早産など胎児にまで悪影響を及ぼす危険性もあります。

トリコモナス膣炎の症状とは?

トリコモナス膣炎の潜伏期間は、約10日前後と言われています。感染するとさまざまな症状が現れます。まずひとつには女性の場合、オリモノに異常が生じます。黄色や黄緑がかったクリーム色で泡立っている形状のオリモノが見られる場合は、トリコモナス膣炎に感染している可能性があります。

また、オリモノのニオイがキツイことや性器の痛み・かゆみなどの症状も現れます。さらに、排尿時に痛みを感じたり、尿の回数が増えるなどの症状もあります。

トリコモナス膣炎の予防法とは?

トリコモナス膣炎は、性交渉による感染がほとんどです。トリコモナス膣炎に感染している人と性交渉をすると感染してしまうので、不特定多数の性交渉を避けることで感染を予防することができます。また、トリコモナス原虫は、膣内だけでなく、水気のある場所ならとこでも生息します。そのため、温泉やプールなどでトリコモナス原虫が性器に付着し、感染してしまうケースもあります。ですから、温泉やプールに入った後は、体をしっかり洗い流すことで、感染を予防できるでしょう。

また、下着は、直接かごや脱衣棚に入れないで、ビニール袋を持参してそこに入れるなどの対策をすることができるかもしれません。さらに、感染者が使用したタオルや下着を介して感染してしまう危険性もあります。特に家族間ではタオルを共有している方もいることでしょう。もし家族の中にトリコモナス膣炎に感染している人がおり、体を拭いた際に原虫がタオルに付着していると、次にタオルを使用した人に感染してしまう恐れがあります。ですから、タオルや下着は、たとえ家族でも共用せずに自分だけ使うようにしましょう。